2008/03/02

AWAD :: Buckley's chance

今日の AWAD の内容は こちら から。

今回からまた新しいテーマとなっています。
今週のテーマ・・・ Whose what?

単語学習において「面白いな~」と感じられる点の一つとして、
その単語にまつわるエピソードや、単語の生まれた歴史的な背景など、
単語の裏にある意味を知ることができること、というのがあると思います。

このことは今日の Anu さんの冒頭の話をみてもよくわかります。

Terms that answer the question "Whose what?" generate a huge response from readers. Perhaps that's because each of those phrases has a story behind it.


一つの単語が、まるで古の書物を紐解く為の鍵のように思えてくる。
長い歴史の中で生まれた単語たちの中には、
こんな単語がわんさかありそうです。



さて、今日の単語は Buckley's chance
まったく、またはわずかな見込みしかないこと。
"Buckley's and none" とか "Buckley's hope" とも書きます。

詳細な語源は不明だそうですが、
イギリスの囚人で、オーストラリアへの流罪になった、
William Buckley (1780-1856)にまつわる、という説が有力だそうです。

彼はアボリジニのところへ逃げ、30年もの間難を逃れ、
再び見つかった時には、既に英語が話せない状態だったそうです。

このことから、奥地での遭難は助かる見込みが薄いという意味で、
Buckley's chance と言われるようになったそうです。

もう一つの可能性として挙げられている、
メルボルンのデパート Buckley and Nunn ですが、
こちらは・・・駄洒落ですね。



さて、次は偉人の名言集、 X-Bonus 。
今日の名言は
Who breaks the thread, the one who pulls, the one who holds on?
-James Richardson, poet, professor (b. 1950)

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