2007/06/22

AWAD :: carrageen

今日の AWAD の内容は こちら から。
今週のテーマ・・・ toponyms coined after places in Ireland



さて、今日の単語は carrageen
ヨーロッパや北米の大西洋岸で見られる、
紫色の食用海草、という意味とのこと。

これは Irish moss とも呼ばれ、
固体を液体中に均等に分散させる為の増粘剤や乳化剤として使用される、
carrageenan の原料だそうです。

Carrageen 自体は、アイルランドの南東 Waterford 近郊の町だそうです。
何故この海草がこの街の名前となったのかは良くわかりませんが、
Irish moss のような「いかにも」なものよりも、なんだか良い気がします。



さて、次は偉人の名言集、 X-Bonus 。
今日の名言は

Since we are destined to live out our lives in the prison of our minds, our one duty is to furnish it well.
-Peter Ustinov, actor, writer and director (1921-2004)

私たちは自分の心という監獄の中で生き延びることを運命付けられている。
だから人生を立派に飾り立てることは、私たちに課せられた義務なのである。

人が生きていくには、色々な制約があります。
その中で精力的に生きていくためには、
日々の生活を良くしようという意識や努力が必要なのかもしれません。

2007/06/21

AWAD :: shillelagh

今日の AWAD の内容は こちら から。
今週のテーマ・・・ toponyms coined after places in Ireland



さて、今日の単語は shillelagh
こん棒、という意味とのこと。

これはアイルランドの Wicklow にある村、 Shillelagh が由来。
こん棒は、伝統的にブラックソーンやオークという木材で作られるようですが、
この村がオークで有名であることが、この単語の意味につながったようです。



さて、次は偉人の名言集、 X-Bonus 。
今日の名言は

I am aware that no man is a villain in his own eyes.
-James Baldwin, writer (1924-1987)

自分が悪人だなんて思ってる人は一人もいない、なんてことは知ってるよ。

他人のあらはよく見えます。
自分のことは、自分が思っているほどわからないものです。

2007/06/20

AWAD :: blarney

今日の AWAD の内容は こちら から。
今週のテーマ・・・ toponyms coined after places in Ireland



さて、今日の単語は blarney
お世辞、誤解を招く恐れのある話、という意味とのこと。

これはアイルランドの Cork という街の近郊の村 Blarney の、
Blarney Castle にある石である Blarney stone が由来。
これに口付けをすると、話の才能を与えられるという伝説があるそうです。

あまりに話がうまくなりすぎて、お世辞ばかり言う人がでてきたから、
このような意味になってしまったのでしょうかね(笑)
話がうまくなりたい人は、旅行の際に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。



さて、次は偉人の名言集、 X-Bonus 。
今日の名言は

It might be a good idea if the various countries of the world would occasionally swap history books, just to see what other people are doing with the same set of facts.
-Bill Vaughan, journalist (1915-1977)

複数の国々が、一時的に歴史書を交換するとどうだろう。
他の国の人々が、全く同じ事実をどう扱っているのかを見るためだけに。
面白い考えだと思うのだが。

一対一の会話であっても、相手の立場に立って物事を考えるのは難しい。
まして国単位ではなおさらですが、国際社会ではまさにそれが求められます。
将来の歴史書には、現在は各国でどのような形で示されるのでしょうか。

AWAD :: limerick

今日の AWAD の内容は こちら から。
今週のテーマ・・・ toponyms coined after places in Ireland



さて、今日の単語は limerick
aabba で韻を踏む、ユーモアがあり、時に卑猥な五行詩とのこと。

これはアイルランドの都市、 Limerick が由来。
集会で参加者が即興の詩を披露するごとに、
"Will you come up to Limerick?"
という歌が繰り返し歌われることがよくあったそうで、
このことからできた単語のようです。

どこで誰がこの歌を始めたのかは良くわかりませんが、
始めに歌った人は、一つの都市の名前を英単語にするきっかけを作ったわけです。
自分の行動が、辞書に載る単語の意味になるなんて、想像もできないですよね。

ちなみに aabba の韻の踏み方とは、
一、二、五行目と三、四行目にそれぞれ別の韻を踏む方法です。
今回のメルマガの例文にその例がありますので、確認してみてください。



さて、次は偉人の名言集、 X-Bonus 。
今日の名言は

Tolerably early in life I discovered that one of the unpardonable sins, in the eyes of most people, is for a man to presume to go about unlabelled. The world regards such a person as the police do an unmuzzled dog, not under proper control.
-Thomas Henry Huxley, biologist and writer (1825-1895)

2007/06/19

AWAD :: donnybrook

今日の AWAD の内容は こちら から。

今回からまた新しいテーマとなっています。
今週のテーマ・・・ toponyms coined after places in Ireland

6月16日は Bloomsday だったのだそうです。
James Joyce の小説、"Ulysses" の主人公 Bloom がその名の由来とのこと。
この小説が6月16日の丸一日が舞台なので、この日に行われるのでしょうね。

24時間ものって、最近ではその名もずばり 24 などがありますが、
こういった一日を描写する手法は、今に始まったわけではないのですね。
ただやはり量はすごくて、この小説は700ページ以上もの大著だそうです(笑)

それでも些細なことも含めて、全てを示したいという欲求はあるのでしょうね。



さて、今日の単語は donnybrook
騒々しい喧嘩、乱闘、という意味とのこと。

これはアイルランドの首都ダブリン郊外の街、 Donnybrook が由来。
なんでこの街の名前がこんな物騒な意味を持ったかというと、
この街で1855年まで開かれていた Donnybrook Fair がその原因みたいです。

この祭りは一年に一度開かれていたそうですが、
酒に酔った人たちが乱闘を起こすことで有名だったのだそう。
自分の街の名前がこんな意味にならないように、気をつけたいものですね。



さて、次は偉人の名言集、 X-Bonus 。
今日の名言は

Nonviolence means avoiding not only external physical violence but also internal violence of spirit. You not only refuse to shoot a man, but you refuse to hate him.
-Martin Luther King, Jr., civil-rights leader (1929-1968)

非暴力とは、外的な肉体的暴力を回避するだけでなく、
内的な精神的暴力も排除することも意味する。
人を撃つことだけでなく、人を憎むことも許さない、ということだ。

目に見えないからといって、傷が浅いわけではない。
対処しやすいものだけに焦点を当てていても、本当の解決にはならない。
はっきりと見えにくい分、心の暴力には特に気をつけなければ。